コレールフライパンはくっつくのか?その真相を元専門店販売員が、忖度なしで検証します!
結論から言うと、コレールフライパンは「何もしなくてもくっつかない魔法のフライパン」ではありません。
ですが、正しく使えば半永久的にくっつきにくいフライパンです。
この記事では、コレールフライパンがくっつく原因と対策、購入前に知っておきたいデメリット、口コミと世間の評判まで正直に解説していきます。
価格:7700円~ |

コレールフライパンはくっつく?結論からお伝えします

結論からお伝えすると、コレールフライパンは使い方によってくっつくことがあります。
ただし、それは製品に問題があるわけではなく、一般的なフッ素樹脂加工フライパンとは仕組みが異なることが原因です。
コレールフライパンは「デュラナノテクノロジー」という独自技術を採用しています。
ステンレスの表面にチタン・セラミック・ジルコニウムの粉末を超高熱レーザーで融合させ、目に見えないほど微細な凹凸をつくることで、コーティングなしでこびりつきにくさを実現しています。
つまり、フッ素樹脂の「ツルツルの膜」で食材を滑らせているのではなく、「金属表面の構造そのもの」でくっつきにくさを出しています。
このような違いから、フッ素樹脂加工のフライパン同様に使ってしまうと、一部の食材でくっつくということが起こるのです。
くっつく主な原因3つ
コレールのフライパンで食材がくっついてしまう、主な原因は3つです。
- 油をひいていない
- 予熱をおこなっていない
- 油ならしをおこなっていない

上記は、予熱なし・油なしで調理した卵焼きです。
端はくっついてしまい、中央も一部くっついてしまいました。
油をひいていない
コレールのフライパンは金属の表面に凸凹を施し、くっつきにくい加工をしていますが焼くときには油が必要です。
鉄フライパンほどしっかりとひく必要はなく、20cmのサイズで小さじ1/2ほど。
広げて伸ばしたときに、塗っているのか塗っていないのか分からないくらいでOKです。
油をひかないまま調理すると、食材によってはくっつきます。
予熱をおこなっていない
しっかり予熱をおこなわないまま食材を投入すると、熱を加えることで食材が固まりくっつきます。
フッ素樹脂加工のフライパンは、予熱の前に食材を入れてもくっつきません。
ですが、コレールのフライパンの場合、適切な予熱は必須になります。
油ならしをおこなっていない
フライパンは使っていると、目には見えない汚れがついていきます。
その汚れはフライパン表面の凸凹部分の隙間に入り込んで、食材をくっつきやすくしてしまいます。
油ならしをすることによって、目には見えない段階で汚れを浮かせて排除し、くっつきにくい効果を最大限に引き出してくれます。
くっつきを防ぐための正しい使い方
コレールのフライパンは、正しい使い方をすれば食材がくっつくことなく調理できます。
- 予熱をおこなう
- 少量の油を全体に薄くひく
- デンプンを多く含む食材は触りすぎない
- 脂の少ないタンパク質を多く含む食材は必ず油をひく
予熱をおこなう
どんな料理をする場合でも、適切な予熱をおこなってください。

「適切な予熱」とはフライパンに水を入れたときに、ジュ〜っと音を立てて、フライパンの表面を滑るように動き出せばOKです。
逆に以下の状態はNGです。
- 気泡ができない→予熱が足りない
- 水を入れたそばから煙を上げて消える→予熱のしすぎ
少量の油を全体に薄くひく
コレールのフライパンは少量でいいので、油をひいて使用してください。
特に脂の少ない食材を調理するときには必須です。
逆に下記のような脂の多い食材であれば、予熱をしっかりおこなっていれば油なしでもくっつきません。
- 脂肪分の多い豚・鶏・牛肉
- サバ・サンマなどの脂の乗った魚
デンプンを多く含む食材は触りすぎない
デンプンが多く含まれる食材は、水分と熱が加わると粘りがでます。
その状態で必要以上にヘラやお箸で触ってしまうと、食材からデンプン質が出て、余計にネバネバします。
- ご飯
- 米粉を使用した餃子の皮
- 衣に片栗粉を使用した食材
ご飯をフライパンで炒めるときにくっついてしまうのは、ご飯にデンプンが多く含まれているからです。
そのため、チャーハンやチキンライスなどをフライパンで作るときは冷やご飯や、少し冷ましたご飯を使用しましょう。
米粉や片栗粉もデンプンを含むので、焼くとくっつきやすいです。
そのため、無理に動かそうとすると、衣だけ剥がれたり、餃子の皮が破れたりします。表面に焼き色がつくまで触らずそっとしておき、ある程度焼けたら動かしましょう。
脂の少ないタンパク質を多く含む食材は必ず油をひく
「脂の少ないタンパク質を多く含む食材」とは、以下の食材です。
- 卵
- 鶏胸肉
- 鶏ささみ
- えび・いか・たこ・ホタテ
- かまぼこ・ちくわ
タンパク質は熱を加えると固まる性質があるので、フライパンの表面にくっつきやすいです。
これらの食材を調理する場合は、必ず薄く全体に油をひいてください。
実際にコレールフライパン20cmを使って調理!
実際にコレールフライパンはどのくらいの性能なのか?20cmのフライパンを使って試しています!


コレールのフライパンってすごくめんどくさそう…
ここまで読むとそう思ってしまいますよね。
でも実際には、コツを掴めばかなり快適に料理できるんです使用感の参考にしてみてください。
目玉焼き
- 予熱をおこなう
- 卵は冷蔵庫から出したてでOK
- 油は小さじ1/2ほどを全体に薄くひく


割り入れた瞬間はくっついている感じがします。


蒸し焼きにして、全体に火を入れるとタマゴの端が浮き上がってきました。
ヘラでペロンとめくれます。


焼いた後も汚れはあまりつきませんでした。
餃子
- 予熱をおこなう
- 油は小さじ1/2ほどを全体に薄くひく
- 焼き色がつくまではあまり動かさない


餃子の底面と側面をはじめに焼いていきます。この時はまったくくっつきません。


差し水をして蒸し焼きにした状態です。
この時点ではかなりくっついています!(米粉入りの皮は特に注意)動かさずにカリッと焼けるまでひたすら待ちます。


水分が飛んで表面に焦げ目がついてきたら、キレイにめくれました!


かなりパリッと焼けたんではないでしょうか?
蒸し焼きにしたときは、全部くっついて焦りましたが、変に触らなければキレイに焼くことができました!
チキンライス
- ご飯は冷やご飯を使う
- ご飯を入れたあとは混ぜすぎない
- 油の代わりにバターを使用する場合も全体に薄くひく


鶏肉もくっつかずに焼けています。


ご飯を入れてもパラパラとなり、くっつかないです。ケチャップを入れたあとは水分があるので、べちゃっとしていますがくっつきません。
予熱・油をひく・食材を動かすタイミング、を守れば問題なく調理できます。
ただ「驚くほど食材がすべる!」「フッ素樹脂加工よりもくっつかない」という、魔法のフライパンではありません。
フライパンが熱いまま水にジュっとつけたり、空焚きしてしまっても



コーティング終わった…
という思いをしなくていいので、その点はストレスフリーです。
コレールフライパンのデメリット5つ


コレールフライパンを購入する前に、デメリットもしっかり知っておきましょう。
メリットだけ見て買うと「思っていたのと違った」となりやすいです。
実際に使用してみて感じたことを、正直にお伝えします。
フッ素樹脂加工のフライパンと全く同じではない
フッ素樹脂加工のフライパンは、予熱なし・油なしでもするっと食材が滑ります。
油や食材を入れるタイミングも気にすることなく、フライパンの予熱が完了しないままでも、食材を冷蔵庫から出してすぐの冷えた状態でも、火が入ればくっつきません。
コレールフライパンは予熱と少量の油が必要ですし、食材の種類や動かすタイミングによって、くっつくかどうか変わります。フッ素樹脂加工の感覚に慣れている方にとっては「なにか違う」と感じます。
コレールフライパンはくっつきにくいフライパンですが、フッ素樹脂加工のフライパンとまったく同じではありません。
感覚としては、コーティング系と鉄フライパンを合わせたようなイメージで捉えておくのが近いです。
一般的なフライパンと比べ重い
コレールフライパンはステンレス+アルミニウムの3層構造のため、同じサイズの他メーカーと比べて10〜20%ほど重いです。
| コレール | ティファール (IHハードチタニウム・アンリミテッド) | エバークック | グリーンパン (エーペックス) | バッラリーニ (サリーナ) | サーモス (プラズマ超硬質コート) | カローテ (COSY) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 760g | 700g | 439g | 705g | 790g | 500g | 570g |
20cmでも760gあり、材料を入れると1kgほどになる場合もあります。
さらにフタは約425gなので、本体+材料+フタを合わせると、女性は片手で持つのは難しいかもしれません。
ただ、重さがあるぶん調理中の安定感はあり、蓄熱性が高いので温度が下がりにくく、余熱でじんわり火を入れることもできます。
フライパンの中央と端で温度差が出にくい構造なので、ホットケーキを焼いた時に焼き色がキレイにつきます。
取っ手が取れない
コレールのフライパンには取っ手が取れるシリーズがありません。
セット販売も今のところ下記の2種類のみです。
- 20cm+ウォックパン24cm+24cmガラスフタ(3点セット)
- ウォックパン24cm+24cmガラスフタ(2点セット)
要望の声が多ければ、今後製造してくれるかもしれません
油ならしが必要
コレールのフライパンは、使い始めの初回と定期的な油ならしが必要です。
鉄フライパンほどの手間はかかりませんが、買ってきて洗ってすぐに使える!というわけではありません。
鉄フライパンとの油ならしとの違いは下記です。
鉄フライパン:油膜をつくる
コレールフライパン:微細な凸凹に入った汚れを浮かして落とす
そのため、使い続けるうちにくっつきやすくなってきたら、油ならしが必要です。
価格が高い
コレールフライパンの価格は、16cmで7,700円〜です。
エバークックのフライパンと価格を比較してみます。
| 16cm | 20cm | 24cm | 26cm | 28cm | 30cm | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| コレール | 7,700円 | 9,900円 | 12,100円 | 13,200円 | 14,300円 | 15,400円 |
| エバークック | 3,850円 | 4,180円 | 4,378円 | 4,730円 | 5,280円 |
一般的なフッ素樹脂加工のフライパンなら3,000円程から買えるので、初期費用としては高く感じます。
ただし、フッ素樹脂加工のフライパンは1〜1年半で買い替えが必要になるのが一般的です。
コレールは10年保証がついており、コーティングが剥がれる心配がないため、長期的に見ると買い替えのコストと手間がなくなります。
「3,000円のフライパンを10年間で5〜6回買い替える」のと比較すると、トータルコストでは大きな差がなくなるか、むしろお得になる可能性もあります。
コレールフライパンのメリット


先にデメリットをお伝えしましたが、コレールのフライパンにはもちろんメリットもあります。
ノンコーティングなので剥がれる心配がない
コレールフライパン最大のメリットは、ノンコーティングだということです。
フッ素樹脂加工やセラミック加工のフライパンは、どれだけくっつきにくくても、耐久性が高くてもコーティングなので、いずれは剥がれます。
コレールは物理的に剥がれる層が存在しないため、その心配がありません。
また、今までノンコーティングのフライパンの代表は、鉄・ステンレスでした。
どちらも「剥がれる」心配はないですが、コーティング系のフライパンと同じようには使用できません。
フライパンの買い替え理由で一番多いのが「こびりつくようになった」や「食材がくっつく」などのコーティングによるものです。この悩みから解放されるのは、コレールの大きな価値だと感じます。
強火調理・金属ヘラOK
コレールのフライパンはノンコーティングのため、強火調理が可能です。
チャーハンや野菜炒めのように、高温で一気に仕上げたい料理との相性は抜群です。
金属ヘラは使用しても大丈夫ですが、角の丸いものにしましょう。鋭利なフォークやナイフでフライパン内の食品を切るのは、表面の凸凹を変形させてしまうため避けてください。
10年保証の安心感
コレールフライパンには、内面のこびりつきに対しても10年間の保証がついています。
保証の対象は、取扱説明書に従った正常な使用状態で「食材がくっつくようになった場合」です。


ただし、変色や傷・汚れなどの経年劣化、くっつきにくさに影響しない汚れは対象外となります。
フライパンで10年保証は長い方で、さらに内面のこびりつきに対して保証があるのは、それだけメーカーが耐久性に自信を持っている証です。
急冷OKで洗い物が楽
コレールフライパンは、調理後の熱い状態で水につけて急冷しても大丈夫です。
さらに、金たわしでゴシゴシ洗っても問題ありません。
「とにかく洗い物を早く終わらせたい」という方にとって、これはかなり大きなメリットです。
コレールフライパンの口コミまとめ|世間の評判はいいのか?


コレールのフライパンの口コミを見ていきます。
いい口コミだけでなく、悪い口コミも見ることで、自分に合うかどうかの参考にしてください。
いい口コミ
おはようございます。
引用:threads
新しいコレールフライパンを買いました!
結論から言うとこのフライパンはオススメです。
こびれつかない🍳
毎日自炊していてフライパンが焦げてしまったり
特に鶏肉ウイングは苦戦してました笑
目玉焼き、油はしいてない状態でスルっと焼ける。
これでまた一つレベルが上がりました。
楽天での口コミ
最初にオイルクリーニングを施すと、見事なくらいこびりつきもなく使えました



熱々のフライパンに、冷たい水をかけ
ジューっといわせるのが気持ち良いです!!



油ならしなどもやってみれば大した手間ではなく、とても快適に使っています。
Amazonでの口コミ



お肉や卵、魚の焼き物を問題なく調理できました。



想像以上にこびりつかず、手入れも簡単なので満足しています。
コーティング剥がれを気にしなくていいのでガシガシ使ってます。
悪い口コミ
楽天での口コミ



3ヶ月でこびりついて全く使い物にならず、破棄しました。



そろそろ2ヶ月が経つ頃ですが既に焦げるし、こびりつくし微妙



使用してまだ実質1ヶ月もたってないですが、こびりつきがけっこうひどいです
Amazonでの口コミ



2か月でこびりつきました。



マニュアル通りにシーズニングしたが、びっくりするほどこびりついてガッカリ



最初の2〜3回はするっとテフロンの様な感じで良いと思ったが、その後焦げが付く様になり、取説どうりに処理したが焦げが中々落ちない
よくある質問(Q&A)
まとめ|コレールフライパンは使い方を知ってから買うが一番後悔しない!


コレールフライパンは、一般的なフッ素樹脂加工フライパンとは異なる、独自技術でつくられたフライパンです。
「くっつく」という声の多くは、フッ素樹脂加工と同じ感覚で使ってしまったことにあります。
予熱と少量の油、食材を動かすタイミング、油ならしという基本を押さえれば、ストレスフリーのくっつきにくい調理体験ができます。
一方で、予熱不要・油なしでするっと使いたいという方にとっては、デメリットに感じることもあるフライパンです。
元専門店販売員目線で言うと、コレールは「フライパンの性質を理解し、食材によって使い方を工夫できる人」にこそ勧めたい製品です。
買い替えのサイクルから抜け出したい方、強火でしっかり料理を楽しみたい方にとっては、一生ものの一本になりますよ
\ フライパンを永遠に買い替えるスパイラルから抜け出そう! /
コレールフライパンの安全性に関しては、こちらの記事で解説しています






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