コレールフライパンの安全性を元キッチン専門店販売員が正直解説!

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コレールのフライパンの安全性を、素材・使用時・長期使用時の3つの視点から解説!

先に結論をお伝えすると、コレールのフライパンはデュラナノテクノロジーを採用し、金属に直接加工をしています。
そのため、PFOA・PFOSはもちろん、フッ素樹脂も使用しておらず安全性の高いフライパンです。

この記事では、キッチン用品専門店で12年以上の販売経験を持ち、さまざまなフライパンメーカーを見てきた筆者が、コレールフライパンの安全性について忖度なしにお伝えします。

正しい使い方や長持ちさせるコツ、そしてこういう人には向いている・向いていないという視点でもお伝えします。
購入を検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください。

目次

コレールフライパンの安全性を3つの視点で検証する

コレールフライパンの安全性を3つの視点で検証するのアイキャッチ画像

コレールは、1970年にアメリカで生まれたキッチン用品ブランドです。
薄くて軽く、耐久性に優れた乳白色の食器が人気があります。

スクロールできます
項目内容
日本法人コレールブランズジャパン
創業1970年
製造国中国(フライパン)
日本代理店株式会社ドウシシャ
公式ショップ 楽天市場
Amazon
公式オンラインショップ
※2026年3月時点

ここでは、素材・使用時・長期使用の3つの視点に分けて、コレールフライパンの安全性を具体的に検証していきます。

【素材の安全性】PFASフリー・鉛・カドミウム不使用のノンコーティング

コレールフライパンに使用されている素材には、人体に有害とされるPFASなどの化学物質を使用していません。
具体的には、以下の物質が不使用とされています。

  • PFAS(PFOA・PFOS)
  • カドミウム
  • シリコンオイル

コレールのフライパンは、人体や環境への悪影響が指摘されている「PFOS(ピーフォス)」「PFOA(ピーフォア)」という化学物質は一切使用されていません
かつてPFOAは、フッ素樹脂加工の補助剤として一般的にフライパンなどに使用されていました。

しかし環境省では、環境や人体への影響が懸念されることからPFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止としています。

環境省「国内ではPFOS等はどのように規制されているのか」の画像
画像引用元:環境省「国内ではPFOS等はどのように規制されているのか」

環境中で分解されにくく、体内に蓄積する可能性があることから、現在では日本を含む多くの国で使用が規制されています。
また、コレールのフライパンには鉛・カドミウムといった有害物質を一切使用していないことが明記されています

一般的なこびりつかないコーティングがされたフライパンは、フッ素樹脂加工が施されています。
フッ素樹脂は、食品が接触する調理器具のコーティング素材として広く使用されていて、それ自体に有害性はありません。
ですが、約350℃を超える高温になると分解が始まり、有害なガスを発生させる可能性があります。

コレールが採用している「デュラナノテクノロジー」は、このようなコーティングとは根本的に異なります。

フッ素樹脂加工とデュラナノテクノロジーの違いを表した図解

内面のステンレスに、チタン・ジルコニウム・セラミックの粉末を超高温レーザーで融合させる技術で、金属自体を加工し物理的にこびりつきにくくしています

コーティングではないため、「剥がれる」というリスク自体が構造的に発生しないことになります。

化学物質への懸念に配慮しつつ、コーティング不使用でもこびりつきにくさを実現したフライパンは、現時点ではまだ珍しい存在です。

【使用時の安全性】ハンドルの熱さ・重量・安定性

使用時の安全性についても見ていきます。

ハンドル(持ち手)

コレールフライパンはハンドルもステンレスになっています。
ステンレスのハンドルは耐久性は非常に優れていますが、長時間の加熱でハンドルが熱くなることがあります
対策としては、ミトンや鍋つかみを調理中は使用するようにしましょう。

もちろん加熱し始めてすぐに熱くなる訳ではありません。ですが強火で使用する際や、オーブン調理後、煮込み料理のように長時間加熱する場面では忘れずに使用しましょう。

重さについて

コレールフライパンは一般的なフッ素加工フライパンと比べると、やや重さを感じるかもしれません。

他メーカー20cmフライパンでの重さの比較です。

スクロールできます
コレールティファール
(IHハードチタニウム・アンリミテッド)
マイヤー
(マキシムSS)
グリーンパン
(エーペックス)
バッラリーニ
(サリーナ)
サーモス
(プラズマ超硬質コート)
カローテ
(COSY)
760g700g550g705g790g500g570g
※かっこ内はシリーズ名

ただし、鉄フライパンと比較すれば軽量です。

特に手首に不安のある方や、フライパンを振って調理するスタイルが多い方は、購入前に実物の重さを確認されることをおすすめします。

安定性

重さのあるフライパンは、調理中の安定面でメリットになります。
ガスコンロの上でぐらつきにくく、調理中にフライパンが動いてしまうリスクが低い点は、安全面でのプラス要素です。

また、底面・側面がしっかりとした厚い作りになっているので、IHで使用した際に歪みにくいのはメリットになります。

【長期使用の安全性】10年保証と、劣化しても安心して使える理由

一般的なフッ素樹脂加工フライパンの場合、使用しているうちにコーティングが薄くなったり、剥がれてきます。

剥がれたコーティングを食べてしまっているんじゃ…

このように、コーティングが体内に入ることを心配する声は少なくありません。
フッ素樹脂は体内に入っても吸収や蓄積はされず、そのまま排出されます。
ですが、それでも気になるという方は多いでしょう。

コレールフライパンの場合は金属自体を加工した構造のため、使い込んで表面が劣化しても、化学物質が溶けだすリスクはありません。

また、コレールフライパンには「内面10年保証」が付いています。

コレールフライパンの保証書「10年間内面保証」の画像
画像引用元:コレールフライパン取り扱い説明書
保証の対象

取扱説明書の通りに適切に使用・手入れをしたにもかかわらず、内面にこびりつきが発生し強力な薬剤を使用しても取れない場合
10年の保証期間内に1度、交換の対応を受けることができる

保証書には明確に「ノンスティック性能で…」と、こびりつきにくさに対しての保証であると明記されています。
他のメーカーでも保証の付いているフライパンは多数あります。
ですが多くの場合、コーティングは消耗品であることから初期不良を除き対象外であることが多いです。

この10年の保証内容から見ても、メーカーの自信が伺えます。

フッ素樹脂加工ではNGでもコレールならできること5選

大理石のキッチンカウンターにコレールのフライパンが置かれた画像

一般的なフッ素樹脂加工がされたフライパンは、コーティングが劣化しないよう、取り扱いに注意が必要です。

料理をするだけでも大変なのに、フライパンにも気を使わないといけないなんて…

ですが、コレールであれば強火で調理ができたり、金属ヘラOKなど、ハードな使い方ができます。

ここでは、フッ素樹脂加工ではNGでも、コレールフライパンならOK、なことに着目し解説します。

強火OK

コレールのフライパンは鉄フライパンのように、強火での調理が可能です。
強火でサッと炒めて仕上げたい時や、中華料理をよくする人にとっては嬉しいポイントです。

ただし、取っ手がステンレスで熱くなるため、強火調理中はミトンや鍋つかみを使用してください。

長時間の煮込み料理OK

フッ素樹脂加工は強い酸や塩分で劣化する可能性があり、長時間の煮込み料理には向いていません。
特にトマトや酢の入った料理は、家庭料理でもよく利用される食材なので注意が必要です。

その点、コーティングのされていないコレールであれば、長時間の煮込み料理もできます。

急冷OK

熱々のフライパンを水に「ジュッ」とつけて、汚れを浮かすことも可能です。
餃子に焦げ目をつけて、蒸らすために差し水を加えることも問題ありません。

金属ヘラOK

金属ヘラも使用可能ですが、角の丸いものを使用しましょう。
コレールのフライパンは、目には見えないほどの小さな凹凸をつけてこびりつきにくくしています。そのため、この凹凸が削れたり変形するほど擦ったりするのはNGです。

食器洗浄機の使用OK

食洗機の使用が可能で、特に洗剤の指定もありません。
ただし、説明書には「使用する食器用洗浄機によっては内面を劣化させる可能性があるため、手洗いをおすすめします。」との表記があります。

食洗機の洗剤には微量な研磨剤が含まれているものが多いです。
そのため、内側に問題はなくても、外側のステンレスに細かな傷が入り、風合いが変わってしまう可能性があります。
毎回の使用ではなく、特に汚れが目立ってきた時など、月に1回などの頻度にするのがおすすめです。

安全に使うために知っておくべき正しい使い方

キッチンカウンターにコレールのフライパンが置かれた画像

コレールのフライパンは、使い方を間違えるとその機能を十分に発揮できません。

フッ素樹脂加工のフライパンとは違い、シーズニングが必要になります。
初めは面倒と思うかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。

安全に効果を最大限に引き出すためにも、はじめに知っておきましょう。

初回のシーズニング(油ならし)の正しい手順

一番はじめに使う前に、シーズニングと呼ばれる油ならしを行います。
こうすることで、油を全体に馴染ませ、よりこびりつきにくい効果を発揮します。

フライパンの初回油ならしの手順の図解
STEP
中性洗剤で洗う

食器用洗剤で洗い、洗剤を洗い流します。
キッチンタオルなどで拭いて乾かします。

STEP
油を塗る

油を1cmほど入れて、キッチンペーパーなどで全体に塗り広げます。

STEP
加熱する

ガスは弱火で、IHは弱モードで約5分間加熱します。

STEP
洗う

火を止め自然に冷ました後、食器用洗剤で洗います。
拭いてよく乾かします。

IH使用時の注意と油の使い方

IHを使用する際は、急速加熱(湯沸かし)は禁止です。
IHは電流を流し、金属に反応させて熱を発生させます。ガスよりも熱効率が良く、急激な温度変化によりフライパンが変形する可能性があります

強火はOKって言ったじゃん

強火を100とすると、0→20→60→100と徐々に火力を強くするのは問題ありません。
0→100といきなり高火力にするのはNGです。

調理する際は、必ず全体に油を薄くひきます
油なしではこびりつくので注意しましょう。

調理後の洗い方とメンテナンス

調理後は食材の焦げ付きやカスなどが残らないよう、洗剤を使用して洗います。
フライパンの表面には細かい凹凸があるため、この隙間に食材が入りこむとこびりつきやすくなってしまいます。

頑固な焦げ付きには金属タワシも使用できますが、まずはパームタワシなど、硬めのタワシで落とすのがおすすめです。

スクロールできます

また、こびりつきが気になってきたら、初回に行った油ならしを定期的にします。
そうすることで、凹凸に入り込んだ汚れが浮いてくるため、またこびりつきにくい性能が復活します。

コレールフライパンを長持ちさせる4つの習慣

笑顔でコレールのフライパンを使う女性

コレールのフライパンは耐久性に優れていますが、それでも注意すべき点はいくつかあります。

長く使うためにも4つのことを守りましょう。

①空焚きを避ける

ガスでもIHでも空焚きは禁止です。
特にIHの場合は、ガスよりも熱効率がいいので変形の恐れがあります。

②食洗機より手洗いを基本にする

コレールのフライパンは食洗機可能ですが、推奨されているわけではありません。
基本的には柔らかいスポンジと中性洗剤で洗い、頑固な汚れが取れない時に食洗機を使用するようにしましょう。

③鋭利な刃物でフライパン上の食材を切らない

金属ヘラは使用可能ですが、擦ったりするのはNGです。

コーティングはされていませんが、チタン・セラミック・ジルコニウムの粉末をレーザーで融合させて加工しています。
加工が劣化してしまうと、こびりつきやすくなる可能性があります。
フライパン内で包丁を使用するのも避けましょう。

④保管時は重ね置きに注意する

加工が劣化しないよう、フライパン同士を重ねる時はキッチンタオルなどを挟みます。
収納スペースが限られる場合は、立てる収納もおすすめです。

コレールフライパンがおすすめな人/おすすめできない人

コレールのフライパンと「おすすめな人とおすすめできない人」が書かれた画像

コレールのフライパンの特徴から、おすすめできる人とできない人を解説します。

自分はどちらに当てはまるか、参考にしてみてください。

コレールフライパンがおすすめな人

  • 健康・安全志向が高い人
  • 強火でガンガン使いたい人
  • 耐久性のあるフライパンを探している人

このような人は、コレールのフライパンが向いています。

ぜひ一度使ってみてください。

おすすめできない人

  • シーズニングが面倒な人
  • 軽いフライパンがいい人
  • デザイン性重視の人

独自のデュラナノコーティングの効果を十分に発揮するには、シーズニングは欠かせません。
フライパンをお手入れが苦手な人や、あまり時間をかけたくない人には合わない可能性があります。

デザインはとてもシンプルで、ツヤだしステンレスがかっこいい印象です。
キッチンに華やかさが欲しい人や、色にこだわりたい人には物足りないかもしれません。

セラミック・鉄フライパンとの比較

コレール・グリーンパン・鉄フライパンが並んだ画像

安全性の高いフライパンには、セラミックコーティングや鉄フライパンがあります。
特徴などを比較していきます。

グリーンパン(セラミックコーティング)との違い

セラミックコーティングのパイオニア、グリーンパンと比較します。

スクロールできます
メーカーコーティング重さ(20cm比較)強火食洗機金属ヘラお手入れ熱伝導率価格(参考:公式サイト/税込)
コレールノンコーティング760g可(推奨ではない)シーズニングが必要良い9,900円
グリーンパン
(ステュディオ)
セラミックコーティング522g不可可(推奨ではない)不可簡単良い
+遠赤外線効果
8,250円

コーティングはセラミックの場合でも、PFOA・PFOSの化学物質は不使用となり、安全性は高いです。

コレールの場合は、強火や金属ヘラといったハードな使い方ができる反面、お手入れの手間や重いといった問題があります。
グリーンパンはお手入れの手軽さや、軽くて扱いやすいところがメリットです。

鉄フライパンとの違い

こちらでは、柳宗理の鉄フライパンダブルファイバー22cmと比較します。

スクロールできます
メーカーコーティング重さ強火食洗機金属ヘラお手入れ熱伝導率価格(参考:公式サイト/税込)
コレールノンコーティング760g可(推奨ではない)シーズニングが必要良い9,900円
柳宗理 鉄フライパン22cmノンコーティング1020g不可シーズニングが必要
サビ防止処理必要
非常に良い8,800円

どちらもノンコーティングなので、ハードな使い方が可能です。

鉄フライパンはシーズニングが必要かつ、サビ防止のために使用後は薄く油を塗ります。
お手入れが必要不可欠なフライパンなので、それも含めて楽しめる人には最適です。さらに鉄分が摂れるところは女性には嬉しいですよね。

よくある質問(FAQ)

よくある質問と書かれた画像
コレールフライパンは中国製だけど大丈夫?

コレールのフライパンは、メーカーの厳しい品質管理体制のもと中国の工場で製造されています。
さらに日本代理店は、evercookなどのフライパンを販売しているドウシシャです。何かあった時も、日本語での問い合わせや対応が可能です。
中国製を不安視する方は多いですが、管理体制やサポートが充実していれば問題ありません。

傷がついても使い続けて大丈夫?

傷がついても健康面で問題ありません。
コレールフライパンはノンコーティングなので、傷がついたところから化学物質などの有害なものが溶け出す心配はありません。
ただし、凹凸の加工に傷がついてしまった場合、こびりつきにくさに影響が出る可能があります。

オーブンで使っても安全?

オーブンで使用できます。
取り出す際は、取っ手が熱くなっているので、ミトンや鍋つかみを必ず使ってください。

有害ガスは発生しない?

コレールのフライパンはフッ素樹脂加工されていないので、高温になっても有害なガスは発生しません。

まとめ|最新技術を活用したノンコーティングの次世代フライパン

コレールのフライパンと野菜がキッチンカウンターに乗った画像

コレールのフライパンは、デュラナノテクノロジーを活用したノンコーティングのフライパンです。

PFOA・PFOS不使用、フッ素樹脂も使用していないので、人体に有害な化学物質は含まれていません。
強火や金属ヘラも使用でき、一般的なフッ素樹脂加工のフライパンではできなかったハードな使い方も可能です。

お手入れに手間はかかりますが、耐久性の高いフライパンを探している人はぜひ一度使ってみてください。

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