先に結論をお伝えすると、違いは研磨材が入っているかどうかです。焦げつきや茶渋をしっかり落としたいならハード、食器を傷つけたくないならソフトになります。
筆者はキッチン用品専門店で12年以上働いた元販売員です。ダスキンのスポンジを実際に買い、ソフトとハードを1ヶ月使い比べました。
公式サイトには交換の目安が書かれていません。
だから実際に1ヶ月使って、どう変わるのかを確かめました。
へたり方、泡立ちの変化、替え時の見きわめ方まで、写真と動画を交えながら正直にお話ししますね。
【結論】ソフトとハード、どっちを選ぶ?

下記の画像はダスキンスポンジのソフトとハードです。

性能早見表
| ハードタイプ | ソフトタイプ | |
|---|---|---|
| 表面 | 研磨材入りの面あり | ウレタンフォームのみ |
| 抗菌効果 | 抗菌剤(ゼオライト)配合 | 抗菌剤(ゼオライト)配合 |
| 得意な汚れ | 焦げつき、茶渋、こびりつき | 日常の油汚れ、やさしく洗いたいもの(木製・プラスチック製など) |
| 食器への当たり | 強め | やわらかい |
| 厚み | 約3.5cm | 約3.2cm |
| 色の展開 | 7種類 | 3種類 |
| 価格 | 単品220円/3色セット630円 | 単品220円/3色セット630円 |
- 鍋やフライパンの焦げつき、マグカップの茶渋を落としたい人はハード
- 木製食器やコーティングのフライパンを使っていて、傷が気になる人はソフト
- 迷ったら人気のハードがおすすめ
ソフトとハードを1ヶ月使ってみた|へたり・泡立ち・においの変化

1ヶ月使ったものと、新品のものを並べて比べました。
新品と1ヶ月使用したものを並べてみた
ダスキンスポンジのハードを1ヶ月使用し、消毒のために毎日30秒間煮沸を行いました。
新品との比較画像です。※なぜ30秒間の煮沸消毒が必要かは「へたりにくいスポンジはそのまま使ってて大丈夫なのか?衛生面について解説」で解説しています。
使用環境
・食洗機あり
・洗い物は一人分
・液体中性洗剤使用


筆者は不織布面をよく使用して、汚れをゴシゴシ落としていたので、不織布面は目に見えてすり減っています。
ウレタン面はあまり変化は見られませんが、ハードは目が細かい分、ゴミが詰まりやすくなかなか取れません。
泡立ちはどう変わったか
新品と1ヶ月使用したもので泡立ちに違いは出るか、実験してみました。
スポンジを水で濡らし、液体洗剤をワンプッシュ、20回もみもみしています。

1ヶ月使用したものは、角の立つようなモコモコの泡はできづらかったです。
においは出たか
においは抗菌剤の効果と、煮沸消毒のおかげもあってか1ヶ月経っても嫌な匂いはしません。
新品と比べると、プラスチックのようなにおいは消え、食材の混ざったようなにおいはかすかにあります。
ソフトとハードの違い|構造と厚み

2つの違いは下記です。
- ハードタイプ:研磨材入りの不織布と、目の細かいウレタン面
- ソフトタイプ:圧縮された固めウレタン面と、目の荒いウレタン面
構造の違いで、使い勝手にどのような差が出るかみていきます。
不織布面と圧縮ウレタンの違い
ハードの不織布面を使用すれば、洗剤なしで茶渋や陶器の汚れが落とせます。

圧縮ウレタン層も硬いので汚れは落とせますが、研磨剤は入っていないので、ハードよりは洗浄力は落ちます。
泡立ちはソフトの方が豊か
実際のソフトとハードの泡立ちの違いを実験してみました。
ソフトは不織布面がないため握りやすく、すぐにたくさんの泡ができます。
しっかりとした泡ができるので、ハードよりも泡の持ちもいいです。

厚みの違いと目の荒さ

厚みは、ハードが約3.5cm、ソフトが約3.2cmです。
たった3mmですが、手の小さな人はソフトの方がコンパクトで握りやすいので、しっくりくると思います。
ソフトの方が目が荒くなっているので、水切れがいいです。
色の展開の違い

ハードの方がより色の展開が多く、ソフトは限られます。
- ハードタイプ:イエロー/ローズ/ライトグリーン/ブラック/ネイビー/グレー/リーフ型
- ソフトタイプ:ライトグレー/ベージュ/ピンク
ブラック、ネイビー、グレーのモノトーン系があるのはハードタイプだけです。キッチンの色味をそろえたい方は、ここも選ぶ基準になります。
替え時はいつ?1ヶ月使って分かった交換のサイン

ダスキンでは、具体的なスポンジの交換目安は明示していません。
そこで、スポンジの替え時の目安を、学会論文を根拠に衛生面も考慮し解説します。
スポンジは菌だらけって本当?衛生面について解説
大阪市立環境科学研究所が発表した論文「家庭の台所用スポンジタワシの細菌汚染とその殺菌方法」(生活衛生 35巻5号 1991年)では、家庭で実際に使われていたスポンジ36個を調査した結果、以下の報告がされています。
・ほとんどのスポンジから、1個あたり1億〜10億個(10⁸〜10⁹個)の一般生菌が検出された
出典:石井営次他「家庭の台所用スポンジタワシの細菌汚染とその殺菌方法」
・36個中9個から黄色ぶどう球菌(食中毒原因菌)が検出された
・36個中15個から食中毒原因菌のセレウス菌が検出された
・サルモネラ・病原大腸菌・黄色ぶどう球菌は25℃で5日以上生存可能
“スポンジ1個に1億個から10億個の菌が検出”とかなり衝撃的な内容ですよね。

どうすればこの菌を減らせるの?
これらの菌を死滅させる方法は、熱湯消毒です。
しかし,それらのスポンジタワシ中の細菌は毎日30秒以上熱湯に浸すことにより容易に死滅する。
出典:石井営次他「家庭の台所用スポンジタワシの細菌汚染とその殺菌方法」
化学薬品(漂白剤・除菌剤など)よりも煮沸の方が消毒効果が高くなります。
耐熱温度が高いスポンジを探している方は、亀の子スポンジが耐熱温度120℃なのでおすすめです。


替え時の目安|耐久性と衛生面の両方から考える
筆者が実際に使用した体感と、衛生面も考慮した交換のサインは以下の3つです。
- 変形が著しいとき
- 嫌なにおいがするとき
- 泡立ちが落ちてきたとき
一人暮らしだと、1ヶ月〜2ヶ月で替え時の目安です。
食洗機の有無や、洗い物の量などでも変わってきますが、毎日煮沸消毒をすると変形しやすくなります。へたりにくいダスキンのスポンジですが、2ヶ月で交換することをおすすめします。
スポンジの替え時については、別のブランドの記事でも検証しています。ブランドによって持ちが違うので、比べてみると面白いですよ。


選び方の正解|こういう人はハード、こういう人はソフト


ここまでの内容をふまえて、選び方を整理します。
ハードタイプが向いている人
- 鍋やフライパンの焦げつきを落としたい
- マグカップの茶渋が気になる
- 力を入れてしっかり磨きたい
- キッチンの色をモノトーンでそろえたい
ソフトタイプが向いている人
- 木製食器やプラスチック製食器が多い
- コーティングのフライパンを使っている
- 泡立ちと水切れの良さを重視したい
自販機で買った本物と、通販で見かける類似品


ダスキンのスポンジを調べていると、気になるのが「偽物」という言葉です。
ダスキンのスポンジは、デザインや素材がシンプルなので似たような商品はたくさん存在します。
ここでは「これが偽物です」と名指しする代わりに、確実に本物を買う方法をお伝えします。
自販機はダスキンの営業所や加盟店が設置しています
筆者がダスキンのスポンジを購入しているのは、ダスキンの自動販売機です。
この自販機は、ダスキンの営業所や加盟店が自分の敷地内に設置しているものです。北海道や大阪の加盟店が、自社のサイトで設置を告知しています。
つまり自販機で買えば、正規品で間違いありません。
24時間購入でき、場所によっては電子マネーが利用できるところもあります。




正規の価格を知っておくと判断できます
公式で確認した価格は、単品220円、3色セット630円です。
この価格から極端に安いものは、一度疑ったほうがいいと思います。逆に、正規より高い値段がついているものもあります。
筆者は実際にこの金額で買っています。数字を知っていれば、自分で判断できますよ。
1ヶ月使った本物が、どう劣化するか
もうひとつ、本物を見分ける材料をお伝えします。


本物のダスキンのスポンジであれば、1ヶ月間毎日煮沸消毒するなどしても、不織布部分とウレタン部分が剥がれたりすることはありません。
使っていて1週間や2週間で変形したり、不織布が剥がれたりしてきた場合は、偽物の可能性があります。
自販機やお店の場所を探している方は、こちらの記事にまとめています。


どこで買える?最安値は?


ダスキンのスポンジを買う方法は、大きく3つあります。
- ダスキンの営業所や加盟店で直接買う(自販機がある場所も)
- 公式の通販サイト
- 楽天やAmazonの公式ストア
ホームセンターやヨドバシで探す方もいますが、現在のところ取り扱いはありません。実際に店舗をまわって確かめた結果と、最安値の比較は別の記事にまとめました。


よくある質問


まとめ|迷ったらハード、傷が気になるならソフト


ダスキンスポンジのソフトとハードの大きな違いは、研磨剤が入っているかどうかです。
迷っている人は、人気のハードタイプから試してみて、自分の洗い方に合うほうを続けてみてください。











