エバークックのフライパンは安全なのか?その実態を元専門店販売員が、素材や製造過程から解説します!
さらにフッ素樹脂が不安視される背景や、PFOA・PFASといった有害物質に関する安全性についても詳しく解説していきます。
「買ってから後悔したくない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

エバークックフライパンの安全性に関する結論

結論からお伝えすると、エバークックのフライパンは安全性の高いフライパンです。その理由は以下の3つです。
- PFOAフリー/ローPFAS
- コーティングはフッ素樹脂
- 独自のアンカー構造
PFOAフリー/ローPFAS
エバークックは、環境や人体への影響が懸念されるPFOAを使用していない、PFOAフリーのフライパンです。
さらに、PFASを従来の製品よりも92%カットして製造した「エバークック グリーン」というシリーズも発売されています。
コーティングはフッ素樹脂
コーティングは一般的に使用されているフッ素樹脂で、人体に有害ではありません。
独自のアンカー構造
独自のアンカー構造で、コーティングとフライパンの素材が剥がれづらくなっています。
剥がれたコーティングが体内に入ったらどうしよう、という不安を抱えなくて済みます。
さらにコーティングの仕組みと、PFOA・PFASについても詳しく解説していきます。
エバークックのコーティングの仕組み

エバークックの安全性をさらに詳しく理解するために、コーティングの素材、独自構造の仕組みを見ていきます。
フッ素樹脂(PTFE)コーティングとは
エバークックのフライパンには、フッ素樹脂コーティングが施されています。
フッ素樹脂コーティングとは、フライパンの表面にPTFE(フッ素樹脂)を塗布する加工のことです。一般的なくっつきにくい加工のフライパンは、フッ素樹脂加工がされています。
フッ素樹脂自体は人体に無害で、私たちの身近な製品に幅広く使われています。
国内のメーカーでは「ダイキン工業」が有名で、自動車部品や半導体、医療機器など、安全性や耐久性が求められる分野にもフッ素樹脂製品を提供しています。

フッ素樹脂って体に悪いって聞いたけど…
といった不安視する声は、フッ素樹脂が高温になった時に発生する、有害なガスについて言われていることが多いです。
フッ素樹脂は250℃を超える高温になると分解が始まり、350℃を超えると有害なガスを発生させます。
そのガスを吸い込むと、息苦しくなったりや咳が出る呼吸器系の症状を起こします。
ただし、一般的な家庭の調理では、中火以下で使っていれば200℃前後に収まることがほとんどです。
350℃に達するのは、空焚き(何も入れずに火にかけ続ける)をした場合や、強火で長時間加熱し続けた場合です。
独自技術「アンカー構造」の特徴
エバークックの特徴のひとつが、独自の「アンカー構造」です。
一般的なフッ素加工のフライパンは、使い続けるうちにコーティングが徐々に剥がれていきます。これは、フライパン本体とフッ素樹脂の間の密着が弱まることが原因です。
エバークックでは、フライパン表面に凹凸(アンカー)を作り、そこにフッ素樹脂を食い込ませる構造を採用しています。


これにより、コーティングが剥がれにくくなり、くっつきにくさが長持ちする仕組みになっています。
PFOA・PFASに関する安全性


フッ素加工のフライパンの安全性を調べると、「PFOA」「PFAS」といった言葉をよく目にします。
ここでは、それぞれの意味とエバークックではどうなっているのか、を解説します。
PFOAフリーとは
かつてPFOAは、フッ素樹脂加工の補助剤として一般的にフライパンなどに使用されていました。
しかし環境省では、環境や人体への影響が懸念されることから、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止としています。


PFOAフリーとは、このPFOAをフライパンの製造工程で使用していないことを意味しています。
エバークックは、下記のシリーズでPFOAフリーとなっています。
- エバークック(オール熱源対応)
- エバークック(ガス火専用)
- エバークックα
- 取っ手が取れる
つまり、PFOAに関する安全性の懸念は、エバークックを使ううえでは心配いりません。
PFOAフリーはあくまでPFOAを使っていないという意味であり、フッ素樹脂(PTFE)を使っていないという意味ではありません。この点は混同しやすいので注意が必要です。
PFASとは?エバークックは大丈夫なのか
PFASとは「有機フッ素化合物」の総称で、PFOA・PFOSを含む1万種類以上の化学物質のことを指します。


かつてPFOAは、フッ素樹脂加工のフライパンの補助剤として使われていた、とお話ししました。



じゃあ今は何が使われているの?
という疑問が出てくるかもしれません。
現在はPFOAに代わる、環境や体内への蓄積が起こりにくい短鎖PFASが代替えとして利用されています。
ただし、この短鎖PFASも環境や人体への悪影響が懸念されており、世界的に「数多くあるPFASそのものを規制しよう」という動きが出ているのも事実です。


エバークックでは、このPFASの使用を極めて少なくした「ローPFAS」の「エバークックグリーン」を発売しています。
グリーンシリーズは従来のフライパンと比べ、フッ素樹脂加工でありながらPFASの使用を92%カットしています。



PFOAフリーだけでなく、PFASの使用も気になる…
という方は、エバークックグリーンを選んでください。
エバークックの口コミ|評判はいいのか?


ここからはエバークックのリアルな口コミを見ていきます。
エバークックは雑誌の「LDK」や、TBS系「サタプラ」などの多くのメディアで紹介されていて、多くの口コミが投稿されています。
いい口コミだけでなく、悪い口コミも両方載せているのでぜひ参考にしてみてください。
エバークックのいい口コミ
エバークックの悪い口コミ
エバークックの耐久性と寿命


安全性と並んで気になるのが、「どのくらい持つのか」というコーティングの耐久性です。
実際の口コミと合わせて解説します。
コーティングの耐久性はどのくらいか
一般的なフッ素加工フライパンの寿命は、1〜1年半が目安とされています。
エバークックは、前述のアンカー構造によりコーティングの持ちが良く、口コミでは「2〜3年経ってもくっつきにくい」という声もありました。
中には5年以上使っている、なんて猛者もいらっしゃいます。
ただし、使い方や頻度によって寿命は大きく変わります。コーティングを長持ちさせるためのポイントは以下です。
- 強火での調理を避ける(中火以下推奨)
- 空焚きをしない
- 金属製のヘラや調理器具は使わない
- 調理後すぐに冷水をかけない
- 食材を入れたまま長時間放置しない
注意点は、一般的なフッ素樹脂加工のフライパンと大きな違いはありません。
長持ちさせる使い方を守れば、2年〜3年も使えるフライパンです。
メーカー保証の内容
エバークックにはコーティングに対する保証がついています。
フッ素樹脂コーティングのフライパンでメーカー保証が付いている製品は多くありません。エバークックでは、保証期間内にコーティングが、フライパン本体から剥がれた場合に交換対応を受けられます。


焦げ付き・こびりつきは対象外なので注意してください。
エバークックの公式サイトに、保証の対象かどうかの事例が詳しく記載されています。
- エバークックシリーズ:500日
- エバークックグリーン:500日
- エバークックα:2年
シリーズによって対象期間が異なります。
エバークックのメリットとデメリット


ここまでの内容を踏まえて、エバークックのメリットとデメリットを整理します。
メリット
エバークックの主なメリットは以下のとおりです。
- PFOAフリー/ローPFASで安全性が高い
- 本体が軽く扱いやすい
- アンカー構造でくっつきにくさが長持ちする
- リーズナブルな価格帯でコスパがいい
- 実店舗・オンラインでの取り扱いが多く、実物を見て選べる
- 第三者メディアでの評価が高い
特に軽さとリーズナブルな点は、エバークックの大きなメリットです。
本体が軽くて扱いやすい
エバークックは本体のアルミニウムを薄くし、軽量化しています。
ティファールと重さの比較をしてみます。
| 卵焼き | 20cm | 24cm | 26cm | 28cm | 28cm深型 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| エバークック (IH対応) | 384g | 439g | 627g | 672g | 780g | 819g |
| ティファール (ルージュアンリミテッド) | 660g | 700g | 1160g | 1310g | 1160g |
28cmでも1kgを超えないフライパンは、女性にとって嬉しいポイントです。
リーズナブルな価格帯
エバークックは「激安!」というわけではありませんが、リーズナブルな価格帯です。
他メーカーと価格を比較します。
| 卵焼き | 20cm | 24cm | 26cm | 28cm | |
|---|---|---|---|---|---|
| エバークック (IH対応) | 4,180円 | 4,180円 | 4,378円 | 4,730円 | 5,280円 |
| ティファール (ルージュアンリミテッド) | 5,148円 | 4,268円 | 5,368円 | 5,918円 | |
| バッラリーニ (フェラーラ) | 6,050円 | 4,620円 | 5,280円 | 5,940円 | 6,710円 |
楽天市場やAmazonでも取り扱いがあるので、セールやポイント還元を活用すればもっとお得に購入できます。
デメリット
一方で、以下のような点がデメリットです。
- フッ素樹脂コーティングのため寿命がある
- 強火調理には不向き
- 焼きムラ・一部が焦げ付く
- フッ素フリーの製品はない
- デザイン性が高くない
フッ素樹脂コーティングの製品全般に共通しますが、「一生もの」のフライパンではありません。エバークックは長持ちしますが、いつかは買い替えが必要になる消耗品です。
フッ素フリーの製品はない
今現在、エバークックの製品にセラミックコーティングのものはありません。フッ素(PTFE)フリーのフライパンであれば、グリーンパンやバッラリーニのセラミックシリーズがおすすめです。




焼きムラ・一部が焦げ付く
エバークックは軽量化のために、本体のアルミニウムを薄くしています。そのため底や側面の金属が薄くなり、熱伝導が悪くなるといったことが起こります。
ガス火が当たっている場所や、IHが反応しているところに焦げや色がつきやすいです。


変色は食材のくっつきにくさに直結しませんが、焦げ付きをそのままにしておくと、その上に食材がこびりつくのですぐに落とした方がいいでしょう。
取っ手が取れる代名詞「ティファール」との比較


「取っ手が取れるフライパン」といえばティファールです。
エバークックにも取っ手が取れるシリーズがあるため、どのような違いがあるのかを比較します。
エバークックとティファールの機能比較
エバークックとティファールの主な違いです。
| コーティング | 安全性 | 価格 (3点セット) | 重さ | 原産国 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| エバークック fit (取っ手が取れるシリーズ) | フッ素樹脂 +アンカー構造 | PFOAフリー | 5,500円 | 26cm/550g 取っ手/197g | 中国製 | 取っ手はワンタッチ式 500日保証 3点セット〜8点セット |
| ティファール (インジニオ・ネオ) | フッ素樹脂 +チタン粒子配合 | PFOAフリー | 11,330円 | 26cm/890g 取っ手/190g | フランス製 | 取っ手はワンタッチ式 予熱完了のお知らせマーク付き 3点〜14点と幅広いセット数 |
重さや持ちやすさ、取っ手の着脱のしやすさなどは実際に手に取ってみないと分かりにくい部分です。実店舗で両方を比較してみるのもひとつの方法です。
エバークックの取っ手が取れるシリーズ口コミ
エバークックfitの口コミ
他のエバークックと同じように「くっつきにくい」という声も多かった一方で、カラーによっては単品売りがないとの声も目立ちました。
エバークックはどこで買える?安く買うにはどこがいいか


エバークックは取り扱い店舗が多く、実店舗でもオンラインでも購入しやすいブランドです。
安く買うにはどこがいいのかも調査しました。
エバークックは実店舗でもオンラインでも取り扱い豊富
エバークックは以下のような場所で取り扱いがあります。
- ホームセンター(カインズ・コーナンなど)
- ニトリ(ニトリ限定モデルあり)
- イオンなどの大型スーパー
- ドン・キホーテ
- ドウシシャマルシェ(公式オンラインストア)
- Amazon(公式ストアあり)
- 楽天市場(公式ストアあり)
- Yahoo!ショッピング
エバークックの直営店はなく、期間限定で大阪のららぽーと堺で期間限定ショップとしてオープンしていました。(2025年12月まで)
ニトリ限定モデル
ニトリで販売されているエバークックは、公式ラインナップとは仕様が異なるニトリ限定モデルです。
| カラー | 取っ手 | コーティング | 保証 | サイズ展開 | IH対応 | 重さ | 価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 公式エバークック | 赤 | フェノール樹脂(黒) | フッ素樹脂 | 500日 | 玉子焼き/20cm/24cm/26cm/28cm/28cm深型 | 20cm 439g 24cm 627g 26cm 672g 28cm 780g 28cm深型 819g | 20cm 4,180円 | |
| ニトリ限定モデル | モカ | フェノール樹脂(木目調) | フッ素樹脂 | 1年 | 玉子焼き/20cm/24cm炒め用/26cm/28cm/28cm炒め用 | 20cm 430g 24cm 640g 26cm 680g 28cm 750g 28cm炒め用 800g | 20cm 3,490円 |
どちらもコーティングは同じで、重さも大差ありません。
ニトリ限定は、24cmと28cmに炒め用があり、フライパンを振るって炒めやすい奥深形状になっています。カラーも公式にはないモカ色で、取っ手が木目調なのでナチュラルな印象です。
安く買う方法
エバークックを少しでもお得に購入するなら、以下の方法があります。
- 楽天市場やAmazonのセール時期(楽天スーパーSALE、Amazonプライムデー、ブラックフライデーなど)を狙う
- 各ECサイトのポイント還元を利用する
- ニトリの店舗セールやポイント制度を利用する
イオンでは年始に福袋の販売があり、その中でエバークックの取り扱いがあるようです。
エバークック福袋の口コミ
福袋が買えれば、20cm+26cm で通常9,000円ほどのところ、5,000円で購入できるのはかなりお得です。
ただし、チャンスは年に一度で個数制限もあるので、ゲットするのは難しいかもしれません。
ニトリでも値下げされている場合があるようです。
ですが、実店舗のセールを待つのは時間がかかりすぎる、ECサイトのセール時期を活用するほうが現実的かもしれません。
なお、現時点ではエバークック公式のアウトレット店舗は確認できていません。
エバークックが向いている人・向いていない人


ここまでの内容をもとに、エバークックが合う人・合わない人を整理します。
| エバークックが向いている人 |
|---|
| 安全性の高いフッ素樹脂加工を選びたい人 コーティングの耐久性を重視する人 実店舗で実物を見てから購入したい人 軽いフライパンがいい人 フライパンにあまりコストをかけたくない人 |
| エバークックが向いていない人 |
|---|
| フッ素樹脂加工を避けたい人 強火でガンガン使いたい人 焼きムラなく調理したい人 デザイン製が高いフライパンがいい人 いつまでもキレイなフライパンを使いたい人 |
フッ素樹脂加工のフライパンは消耗品になりますが、「安全性と耐久性に配慮されたものを選びたい」という人は、エバークックは有力な選択肢のひとつです。
エバークックに関するよくある質問


まとめ|エバークックはPFOAフリー・ローPFASで安心して使え耐久性も高い


エバークックのフライパンは、PFOAフリーでの安全性が高く、アンカー構造によるコーティングの持続性、コーティング保証という3つの特徴を持った製品です。
「安全性も気になるけど、くっつかないフライパンが欲しい」そんな方にとって、エバークックは安心感と使いやすさのバランスのいいフライパンです。
この記事が、フライパンジプシーの方やフライパン難民の方の救いになれば幸いです。




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