作り置き宅配は、一人暮らしでも使えるとても便利なサービスです。ただし、選び方と使い方にちょっとしたコツが要ります。
平日仕事から帰って、料理をする元気はない。かといって、毎日コンビニやお惣菜だと飽きてくる…。

作り置き、誰か代わりにやってくれないかな…
そんなときに便利なのが「作り置き宅配」です。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- 作り置き宅配とはどんな仕組みか(冷蔵・常温・包装の違い)
- 一人暮らしで使うメリットと、気をつけたいデメリット
- 失敗しない選び方のポイント
- 一人暮らしに向いているサービスはどれか
筆者は、キッチン用品専門店で12年以上働いてきた経験があり、実際にいくつもの宅配サービスを試してきました。食に関わることが大好きで食生活アドバイザーの勉強もしています。
その目線から、正直にお伝えしますね。
作り置き宅配とは?種類をわかりやすく整理


作り置き宅配とは、調理済みのおかずが定期的に自宅へ届くサービスのことです。
自分で作り置きをする代わりに、おかずづくりを「外注」でき、かつ自宅に届けてくれる仕組み、と考えるとわかりやすいです。
レシピを見て自分で作るのではなく、できあがったおかずが届きます。
温めるだけ、または並べるだけで完成します。
大きく分けると、次の3タイプです。
| タイプ | 届く状態 | 包装 | 特徴 |
|---|---|---|---|
冷蔵の手料理タイプ![]() ![]() | 冷蔵 | プラケース シール密閉容器 | 出来立てに近い手作りの味。温めるだけ。日持ちは短め |
冷蔵パウチタイプ![]() ![]() | 冷蔵 | パウチ | 冷蔵で長めにストックできる。コンパクトでかさばらない |
常温レトルトタイプ![]() ![]() | 常温 | 加温加圧殺菌パウチ | 加圧殺菌してあるので、常温で保存可能。 メニューにスープや汁物も多い。 |
どのタイプも調理済みなので、「作りたくない・考えたくない」の平日夜の晩ご飯をラクにしてくれます。
保存方法や、好みのメニューがあるか、栄養バランスがいいか、など自分が重視するもので選んでみてください。
一人暮らしで作り置き宅配を使うメリット・デメリット


作り置き宅配には、家族向け・高齢者向け・子ども向けなど、いろいろな種類があります。
この記事では、一人暮らし(とくに20〜30代)が無理なく使えるか、という目線にしぼってお話しします。
作り置き宅配を利用するメリット
一人暮らしで使うメリットは、次のとおりです。
- 仕事で疲れた日も、自炊しなくていい
- いろいろなおかずが届くので、栄養の偏りを抑えやすい
- 重い買い物に行かなくてすむ
- 温めるだけで、洗い物が少ない
- 食材のロスを防げる
仕事で疲れた日も、自炊しなくていい


作り置き宅配があると、仕事で疲れて帰った日でも、無理なくちゃんとした食事がとれます。
自炊は工程がとても多いです。
- 献立決め
- 買い物
- 調理
- 洗い物
このうち、どれかひとつでも欠けると止まってしまいます。
その点、作り置き宅配なら届いたおかずを温めるだけです。火や包丁を使わず数分で食事が揃います。
残業で遅くなった日や、もう何も考えたくない日の「最後の支え」として頼れるのが大きなメリットです。
さらに近年では空いた時間を、副業やリスキリング(学び直し)といったことに使う人も増えています。
いろいろなおかずが届くので、栄養の偏りを抑えやすい


何品ものおかずが届くので、一人暮らしで不足しがちな栄養をとりやすくなります。
作り置き宅配は、タイプ別に以下のようなメニューの特徴になっています。
| タイプ | メニューの特徴 | メニューの具体例 |
|---|---|---|
冷蔵の手料理タイプ![]() ![]() | ・家庭料理に近い和食・洋食メニュー中心 ・全体的に薄めの味付けが多い ・添加物は最小限、もしくは無添加 | ・マーボーなす ・牛バラ大根 ・豆腐ハンバーグ ・サバの香草焼き ・ブロッコリーと卵のデリ風サラダ ・切り干し大根 |
冷蔵パウチタイプ![]() ![]() | ・家庭料理に近い和食・洋食メニュー中心 ・お子様向けのしっかりとした味付けのものもある ・汁物やスープのメニューも豊富 | ・チキン南蛮 ・ビーンズスパイスカレー ・鶏手羽先のポトフ ・さつまいものレモン煮 ・もやしと春雨の中華風サラダ ・かぼちゃのそぼろあんかけ |
常温レトルトタイプ![]() ![]() | ・和・洋・中・エスニックとバラエティに富んだメニュー ・スープやカレー・お粥の汁物も豊富 ・メニューによってはスーパーやコンビニで手に入るものも | ・サバの味噌煮 ・野菜ゴロゴロカレー ・鶏手羽の黒酢煮 ・肉じゃが ・サムゲタン ・クラムチャウダー |
厚生労働省は野菜を1日350g以上とることを目標にしていますが、実際の平均摂取量はこの目標に届いていません。
出典:厚生労働省「健康日本21(栄養・食生活)」
作り置き宅配は、1回の食事で主菜と副菜が複数そろいます。とくに冷蔵の手料理タイプや冷蔵パウチタイプは、野菜を使った副菜が入っていることが多いです。
自分で品数をそろえる手間をかけなくても、自然と栄養バランスが整いやすいのは、一人暮らしにとって心強いポイントです。
重い買い物に行かなくてすむ


仕事帰りに重い袋を提げて歩く、雨の日に出かける、エレベーターのない部屋まで階段で運ぶ、地味ですが結構な負担になります。
作り置き宅配なら、玄関先まで届けてもらえ、買い物に行く回数そのものを減らせます。
買い物にかかる体力と時間を節約できるのは、忙しい平日ほどありがたいメリットです。
温めるだけで、洗い物が少ない


作り置き宅配は、容器のまま、またはお皿のみで食べられるので、食後の洗い物がぐっと減ります。
自炊では、鍋・フライパン・まな板・包丁と、調理に使う道具の分だけ洗い物が増えていきます。一人暮らしは食洗機のない場合も多く、食後の手洗いはついおっくうになりがちです。
作り置き宅配は、基本的に温めるだけです。プラケースやパウチで届くので、洗うのは箸とお皿くらいで済みます。
食材のロスを防げる


作り置き宅配は、使い切れずに食材を腐らせてしまう「食材のロス」を減らせます。
スーパーの食材は、最小単位で買っても一人暮らしには多すぎることがよくあります。キャベツ1玉や肉のパックを使い切れず、結局捨ててしまった経験がある方も多いはずです。
捨てた食材は、そのままお金の無駄にもなります。
食品ロスは近年、社会全体の課題でとなっておりその多くが家庭から出ています。
出典:農林水産省「食品ロス・食品リサイクル」
作り置き宅配は食べ切れる量だけを調整できます。とくに常温レトルトタイプは日持ちするため、予定が変わった日もストックしておけます。
食材を捨てる罪悪感と、お金の無駄。その両方を減らせるのが、最後のメリットです。
作り置き宅配を利用するデメリット
一方で、気をつけたい点もあります。
- 冷蔵タイプは多くが最小2人前からで、一人だと量が多い
- 好きなメニューを選べない場合がある
- まとめて届くので、冷蔵庫・冷凍庫の場所を取る
- 1食あたりの値段は自炊よりは高め
- 容器のゴミが出る
冷蔵タイプは多くが最小2人前からで、一人だと量が多い


冷蔵の手料理タイプは、最小プランでも2人前からのことが多く、一人だと一度に食べ切れないことがあります。
家族での利用を前提に量が設定されているサービスが多いためです。一人暮らしだと、一回の食事では食べ切れず、何回かに分けることになります。
食べ切れない分は、冷蔵のうちに数日で食べるか、冷凍に回す工夫が必要です。
とくに日持ちの短い手料理タイプは、計画的に食べると無駄になりません。
4人前週3食のプランを、一人でうまく活用する方法を解説した記事です。参考にしてみてください。


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好きなメニューを選べない場合がある


サービスによっては、献立がお任せで、メニューを自分で選べないことがあります。栄養バランスや旬を考えて、プロが献立を組んでくれる仕組みだからです。
苦手な食材やアレルギーがある人は、頼む前にメニューの確認や、変更・除外ができるかを確認しておくと安心です。なかには自分で選べるサービスもあります。
まとめて届くので、冷蔵庫・冷凍庫の場所を取る


一度にまとめて届くため、冷蔵庫や冷凍庫のスペースを圧迫しがちです。
一人暮らしは小型の冷蔵庫を使っている方が多く、もともとの容量が限られています。そこへ複数食分が一気に届くと、入りきらないこともあります。
対策としては、届く前に庫内を空けておくことです。常温レトルトタイプなら常温で保存できるので、冷蔵庫の場所を取りません。
自分の冷蔵庫の大きさと、届くペースや量が合っているかは、頼む前に確認しておきましょう。
1食あたりの値段は自炊よりは高め


1食あたりで比べると、作り置き宅配は自炊よりも割高になります。
調理の手間や人件費、配送費、容器代などが価格に含まれるためです。
ただし、買い物・調理・洗い物にかかる時間や、食材を使い切れずに捨てるロスまで含めて考えると、差は思っているほど大きくないこともあります。外食やコンビニ弁当が続く生活と比べれば、むしろ抑えられます。
価格だけで見るのではなく、「減らせる時間と手間」もあわせて判断するのがおすすめです。
容器のゴミが出る


食べ終わったあとに、容器やパウチのゴミが出ます。
1食ずつ個包装されている分、プラケースやパウチのゴミがまとまって出ます。自治体の分別ルールに沿って捨てる手間もかかります。
ゴミの量が気になる場合は、プラケースに比べて、パウチタイプの方がゴミが小さくまとまります。
ゴミの量や捨てやすさが気になる人は、容器のタイプも選ぶ基準のひとつにするとよいでしょう。
失敗しない作り置き宅配の選び方


一人暮らしで作り置き宅配を選ぶときは、次のポイントを見ると失敗しにくいです。
| 見るポイント | チェックすること |
|---|---|
| 冷蔵か常温か | ・手作りの味なら冷蔵 ・ストック重視なら常温 |
| 量 | 一人で食べ切れる量か、冷凍できるか |
| 1食の値段 | 送料込みで1食いくらになるか |
| 添加物 | 保存料や添加物の方針が公開されているか |
| 配送・受け取り | 自分の地域が対象か、置き配ができるか |
| 解約 | 定期縛りがないか、休止・スキップができるか |
とくに一人暮らしで注意するべきなのは、量と受け取り方法です。
2人前のサービスを一人で頼むなら、冷凍できるかどうかで、使いやすさが大きく変わります。
無添加にこだわった方がいい?
「無添加かどうか」も、気になる人が多いポイントです。
ただ、手作り系の宅配で「完全に無添加」とうたうサービスは多くありません。
保存料は使わず、添加物は最小限にしている、というサービスが中心です。そのため、「完全無添加」を選ぼうと思うと、サービスが限られ、1食あたりの価格も高くなります。
気になる場合は、各社が公開している添加物の方針や、パックの表示を確認すると安心です。
タイプ別・あなたに合う作り置き宅配は?


先ほどの3タイプを、「こんな人に向いている」という形で整理します。
- 家庭的な手作りの味を楽しみたいひと
- 冷凍に飽きてしまったひと
- 栄養をバランス良く摂りたいひと


温めるだけで、出来立てに近いおかずが食べられます。代表的なのがツクリオ(旧つくりおき.jp)です。
- 長めにストックしたいひと
- 1食ずつの包装がいいひと
- コンパクトに収納したいひと


好きなときに1食だけ開封できるので、生活リズムが不規則な人にも使いやすいです。
- 備蓄用に長期で保存したいひと
- 冷凍庫・冷蔵庫がパンパンなひと
- 1食あたりのコスパを重視するひと


冷蔵庫や冷凍庫のサイズが小さく、保存するスペースがない方は常温保存できるタイプ一択です。災害時の非常食にもできる、というメリットもあります。
一人暮らしにおすすめの作り置き宅配【実食済み】


いくつか試した中で、一人暮らしで手作りの味を楽しみたい人におすすめなのが、ツクリオ(旧つくりおき.jp)です。


ツクリオは、管理栄養士が監修した手作りのおかずが、冷蔵で毎週届く手料理サブスクです。
冷凍ではないので解凍いらずで、温めて並べるだけ、5で食事が完成します。
- 出来立てに近い手作りの味
- 管理栄養士監修のメニュー
- 注文・変更・スキップがLINEで完結
- 定期縛りがなく、スキップ・解約がしやすい
料金は、最小の2人前×週3食プランで7,990円(税込・送料込み)からです。
1食あたりは約798円〜1,331円で、選ぶプランによって変わります。



一人暮らしには、量が多いんじゃない…?
正直にお伝えすると、1人前のプランはなく最小でも2人前〜です。
ただ、届いた日に食べきれない分を冷凍に回したり、隔週で頼んだりすれば、一人でも十分に使いこなせます。




ツクリオの惣菜は冷凍できるものもあるので、冷蔵庫と冷凍庫に分けて入れられます。
一人暮らしでの具体的な使い方や、実際に食べた感想は、こちらの記事でくわしく紹介しています。


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作り置き宅配の口コミ・評判は?


作り置き宅配を使った人の声を、良い面と気になる面の両方から見ていきます。
良い口コミとして多いのは、次のような声です。
いい口コミ
「手作りっぽい味でほっこりする」や「料理の手間が省けた」という声が圧倒的でした。
一方で、気になる声もあります。
悪い口コミ
「飽きる」や「量が多いor少ない」という声も見られました。
飽きについては、冷凍を活用したり、隔週にしたりと、頼み方の工夫である程度カバーができます。
各サービスごとの細かい口コミは、それぞれのレビュー記事も参考にしてみてくださいね。


よくある質問(FAQ)




まとめ|一人暮らしの作り置き宅配は自分に合ったものを選ぼう


作り置き宅配は、一人暮らしでも十分に使えます。
ポイントは、量を食べきる工夫と、自分に合うサービスを選ぶことです。
- 手作りの味を冷蔵で楽しみたい・冷凍に飽きた → 冷蔵の手料理タイプ
- 長くストックしたい・1食ずつ → 冷蔵のパウチタイプ
- 長期保存・なるべく安く済ませたい → 常温のレトルトタイプ
作り置きを自分でやるのがしんどい日は、外注するのも立派な選択です。
無理のない範囲で、頼れるものに頼ってくださいね。
ほっこり家庭的な手作りの味を冷蔵で試してみたい人は、ツクリオ(旧つくりおき.jp)から始めてみるのがおすすめです。
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