「グリーンシェフって安いけど、グリーンパンと何が違うの?」
グリーンパンの公式ストアを見ていると、よく似たフライパンなのに、値段がかなり違うものが並んでいます。安いほうで十分なのか、高いほうにお金を出す価値があるのか、迷いますよね。
先に結論をお伝えすると、グリーンシェフはグリーンパンの妹ブランドです。公式ストアでは「スターターモデル」として売られている、入門用のフライパンです。
どちらもPFASフリーのセラミックコーティングを使っています。大きく違うのは、値段と本体の作り、そしてコーティングの違いです。
初めてセラミックのフライパンを試すならグリーンシェフ。毎日使う1本を長く使いたいなら、グリーンパン本家が合っています。
筆者はキッチン用品専門店で12年以上働いた元販売員です。グリーンパンは店頭で扱っていましたし、現在グリーンパンの最上位モデルエーペックスを使用しています。
値段の差で何が変わるのか、元販売員の目線で正直にお話ししますね。
【結論】グリーンパンとグリーンシェフの違いを早見表で比較

グリーンシェフは、いちばん種類の多い「トーンズ」と比べます。グリーンパンは、筆者が選んだ「エーペックス」です。
グリーンシェフ(トーンズ)![]() | グリーンパン(エーペックス)![]() | |
|---|---|---|
| 位置づけ | グリーンパンの妹ブランド。入門用 | グリーンパンの最上位モデル |
| 公式ストアでの表記 | スターターモデル | 次世代のテクノロジーを搭載した最新モデル |
| 価格(24cm) | 3,480円 | 11,000円 |
| 価格(26cm) | 3,680円 | 12,100円 |
| 本体 | アルミニウム合金 | ステンレスとアルミの3層構造 |
| コーティング | セラミックコーティング(PFASフリー) | サーモロン9Gを2層(PFASフリー) |
| 傷への強さ | 特別な加工なし | 金属ヘラも使える耐久性 |
| 重さ(26cm) | 835g | 1,010g |
| 熱源 | IH・ガス火 | 200V IH・ガス火・オーブン |
| 食洗機 | 使える(手洗い推奨) | 使える |
| 公式ストアのクーポン | 対象外 | 対象(配布されているとき) |
| 原産国 | 中国 | 中国 |
| こんな人に | 初めてセラミックを試したい人 | 1本を長く使いたい人 |
選び方の基準です。
- 初めてセラミックのフライパンを試したい人→グリーンシェフ
- 毎日使う1本を、傷を気にせず長く使いたい人→グリーンパン
もちろん、毎日使う1本としてグリーンシェフを選んでも大丈夫です。その場合は、半年〜1年ほどで買い替えることを前提にしておきましょう。
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※グリーンシェフはエコの日クーポン対象外です
グリーンシェフとは?公式が「妹ブランド」「スターターモデル」と呼ぶ理由

グリーンシェフは、グリーンパンの公式ストアが「グリーンパンの妹ブランド」として販売しているシリーズです。
おすすめは、いまフッ素加工のフライパンを使っていて、セラミックへの切り替えを考えている人です。

なんでフッ素からセラミックに切り替えるのに、お試しが必要なの?
セラミックコーティングはフッ素加工の代替えとして誕生しました。
「食材がくっつきにくい」という性質は同じですが、使い心地は全く同じではありません。
そのため、これまでフッ素加工フライパンを使っていた方が、同じ感覚でグリーンパンを使うと、くっつきや焦げ付きを感じやすいです。
初めて使うのに、最上位モデルのエーペックスなどを選んでしまうと、使用感の違いに買ったことを後悔してしまう人もいるかもしれません。
「別のメーカーの商品では?」という声も見かけますが、グリーンパンと同じ会社が出している商品です。
セラミックコーティングに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。


【スターターモデル】【トライアルモデル】とは
商品名の頭やシリーズで検索した場合に【スターターモデル】【トライアルモデル】と記載があるものがあります。
- 【スターターモデル】:グリーンシェフの商品
- 【トライアルモデル】:グリーンパン本家の「スマートシェイプシリーズ」
グリーンシェフの商品は「スターターシリーズ」という分類です。「グリーンパンのスターターシリーズとは?」と疑問の方は、グリーンシェフのことと考えてください。
どちらも値段を抑えた入門向けです。スマートシェイプの方は、セラミックコーティングにダイヤモンド粒子を配合しており、コーティングの耐久性があります。
また、底面はグリーンパン独自の「マグニート」加工を施しており、熱変形に強く熱伝導率に優れています。
スマートシェイプシリーズは、手頃な値段でより、本家のグリーンパンに近い使い心地を体験できます。
2026年9月時点のラインナップ
| シリーズ | 特徴 | 対応熱源 | 価格 |
|---|---|---|---|
トーンズ![]() ![]() | フライパン20/24/26/28cm ブラック/トープ/スモーキーブルーの3色 | IH・ガス火 | 2,980〜4,080円 |
イージースタック![]() ![]() | 取っ手が取れるタイプ。 フライパン20・26cmとハンドルのセット | ガス火のみ | 7,980円(3点)/9,980円(4点) |
ビンテージ![]() ![]() | 木目調のハンドル フライパン26cm/エッグパン | IH(100V・200V)・ガス火 | 4,200〜4,800円 |
アースカラー![]() ![]() | やわらかい色味 フライパン/エッグパン/ウォックパン | IH・ガス火 | 2,295〜3,604円 |
グリーンシェフが発売された頃は、種類が少なかったですが、今ではガス火専用や取っ手の取れるタイプも販売されています。
違い①値段|同じサイズで比較


まずは値段です。同じサイズのフライパンで比べると、エーペックスはグリーンシェフのトーンズの約3倍です。
| サイズ | グリーンシェフ(トーンズ) | メイフラワー | ストゥディオ | エーペックス |
|---|---|---|---|---|
| 24cm | 3,480円 | 7,920円 | 11,000円 | |
| 26cm | 3,680円 | 9,130円 | 10,450円 | 12,100円 |
| 28cm | 4,080円 | 9,900円 | 11,500円 | 13,200円 |
人気シリーズのメイフラワーはトーンズの約2倍の値段です。
ここからは値段の差はどこに出ているのか?作りの違いを見ていきます。
違い②作り|コーティングの差
グリーンパンはグリーンシェフも、本家のグリーンパンもコーティングは同じ、セラミックコーティングです。
ただし、シリーズごとに層数や加工の工程に差があります。
コーティング|どちらもPFASフリーのセラミック


グリーンパンは、「サーモロン」という独自のセラミックコーティングを使用しています。
グリーンシェフも、PFASフリーのセラミックコーティングです。PFAS(ピーファス)とは有機フッ素化合物のことで、健康や環境への影響が問題になっている物質です。
グリーンシェフのコーティングはシリーズによって少し違います。
- ビンテージ:サーモロン・セラミックコーティング(ダイヤモンド粒子配合)
- トーンズ:セラミックコーティング
- イージースタック:セラミックコーティング
エーペックスは、最新の「サーモロン9G」を2層で使っています。
安全性やくっつきやすさの詳しい話は、こちらの記事でまとめています。


本体|アルミ合金と、ステンレス+アルミの3層
グリーンシェフの本体は、アルミニウム合金で、軽くて、熱が伝わりやすい素材です。
エーペックスの本体は、ステンレスとアルミを重ねた3層構造です。層にすることにより、熱変形を防いだり、熱伝導率を上げたりしています。
コーティングの耐久性|エーペックスは凹凸で傷に強い
エーペックスの表面には、「エッチングパターン」と呼ばれるステンレスの細かい凹凸があります。この凹凸が、ムラのない焼き色をつけ、さらにコーティングを守ります。
傷への強さは、グリーンパンの他の9Gコーティングのモデルと比べて10倍です。金属のヘラも使えます。


コーティングそのものが同じ系統でも、傷がつきにくければ、そのぶん長く使えることにつながります。
違い③使い勝手|重さ・取っ手・エコの日クーポン


ここでは重さなどの使い勝手を見ていきます。
重さ|26cmで175gの差
グリーンパンの26cmを軽い順にまとめました。
| 26cmフライパンの重さ | |
|---|---|
| ストゥディオ | 769g |
| グリーンシェフ トーンズ | 835g |
| メイフラワー | 840g |
| ヴェニスプロ | 880g |
| グリーンシェフ ビンテージ | 900g |
| パドヴァ | 970g |
| エーペックス | 1,010g |
グリーンシェフのトーンズは、他のグリーンパンと比較しても軽量なタイプです。24cmを選べば、695gとさらに軽量です。


エーペックスは24cmで927gあるので、材料が入ったまま片手で振るのは大変です。
取っ手が取れるタイプ|グリーンシェフはガス火専用
「取っ手が取れるフライパン」がほしい方は、ここに注意が必要です。
- グリーンシェフ:イージースタック|ガス火専用で、IHでは使用不可
- グリーンパン本家:クリックシェフ|ガス火とIH(200V)に対応
取っ手を外せば重ねてしまえるので、収納が少ない一人暮らしのキッチンでは便利です。ただIHのキッチンであれば、グリーンシェフのイージースタックは使用できません。
お手入れ|どちらも食洗機に対応
グリーンパンもグリーンシェフも、どちらも食器洗浄乾燥機に対応しています。ただしグリーンシェフの商品ページでは、コーティングを長持ちさせるために手洗いがすすめられています。
長く使いたいなら、普段は手洗いにして、忙しい日だけ食洗機に頼る使い方がおすすめです。
エコの日クーポン|グリーンシェフは対象外
グリーンシェフは、公式ストアのクーポン利用と、リサイクルプログラムの対象外となっています。
元々、お買い得な価格になっているので、毎月16日のエコの日20%オフも対象外です。
【判断】グリーンシェフがおすすめな人|一人暮らしならどのサイズ?


グリーンシェフがおすすめな人と、そうでない人を解説します。
グリーンシェフが向いている人
- 少しでも軽いフライパンがいい
- フライパンは細かいことを気にせず使いたい
- 初めてセラミックのフライパンを試してみたい
- ガス火の部屋で、取っ手が取れるタイプがほしい
グリーンパン本家が向いている人
- 毎日使う1本を、長く大事に使いたい
- 金属のヘラやトングも気にせず使いたい
- IH対応で、取っ手が取れるタイプがほしい
- 深さ・軽さ・デザインなど、好みの形から選びたい
一人暮らしのサイズは24cmを基準に考える
一人暮らしのメインのフライパンなら、24cmが基準になります。
- 20cm:目玉焼きやお弁当のおかずなど、1品だけ作るとき
- 24cm:炒め物や焼き物を1〜2人分。一人暮らしのメインに
- 26cm:作り置きをまとめて作るとき、2人分を作るときに
- 28cm:家族の分を作るとき、パスタをゆでるなど大きく使いたいとき
予算に余裕があれば、20cm+26cmか28cmの2本をおすすめしていますよ
本家を選ぶならどのシリーズ?|元販売員がエーペックスにした理由
グリーンパン本家にも、いくつかのシリーズがあります。値段と特徴をまとめました。
| シリーズ | 特徴 | フライパンの価格(20〜28cm) |
|---|---|---|
| クリックシェフ | 取っ手が取れる/セット販売が中心 | 単品5,170〜6,930円(ハンドル別) |
| メイフラワー | 深めの作り/天然木のハンドル | 6,600〜9,900円 |
| パドヴァ | ゴールドのハンドル/デザイン重視 | 6,545〜8,470円(在庫限り) |
| ストゥディオ | 軽量/浅めで返しやすい | 8,250〜11,550円 |
| ヴェニスプロ | 素地のアルミを強化した丈夫な作り | 8,470円〜13,200円 |
| エーペックス | 最上位モデル/凹凸で傷に強い/金属ヘラも使える | 8,800〜13,200円 |
エーペックスを選んだ理由
筆者が初めてグリーンパンを使ったのは、9年ほど前です。
当時、半年ほどでダメにしてしまった経験から、最新のグリーンパンの性能を試してみたいと思いました。
9年前にウッドビーを使っていたから分かること
筆者は9年ほど前、グリーンパンの「ウッドビー」というシリーズを使っていました。フライパン3種類と片手鍋、卵焼き器までそろえていたほどです。※ウッドビーは、いまは廃盤になっています。
当時、セラミックコーティングのフライパンを販売しているメーカーは少なく、筆者自身も初めて購入しました。
ですが、私は「フッ素加工と同じ」という感覚で使ってしまい、20cmは半年でダメになってしまいました。
そんな苦い経験から「セラミックはもう買わない!」と思っていた時期も実はあります。
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よくある質問


まとめ|初めてならグリーンシェフ、長く使う1本ならグリーンパン本家


グリーンシェフはグリーンパンの妹ブランドで、公式ストアでは「スターターモデル」として売られている入門用です。どちらもPFASフリーのセラミックコーティングで、層数や加工の仕方に違いがあります。
初めてセラミックのフライパンを試すならグリーンシェフ。毎日使う1本を長く使いたいなら、グリーンパン本家です。
筆者は長く使う1本として、エーペックスを選びました。この記事が、フライパン選びの参考になればうれしいです。
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